株主・投資家の皆様へ
平素は格別のご高配とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社第93期中間連結会計期間が終了しましたので、概況につきご報告申し上げます。
2026年4月
代表取締役会長兼CEO藤城 豪二
第93期中間連結会計期間の概要
当中間連結会計期間における世界経済は、通商政策の動向等による不確実性が残るなか、総じて底堅く推移しました。中国では、買い替え支援策の継続や米国以外向け輸出の拡大を背景に、需要は堅調に推移しました。日本では、雇用・所得環境の改善がみられる一方、通商環境の不透明感から輸出関連を中心に弱さが残り、緩やかな回復となりました。米国では、個人消費は堅調に推移する一方、物価上昇圧力が引き続きみられました。
当社グループが主として関連する自動車業界においては、中国では国内販売及び輸出が引き続き堅調に推移しました。一方、アセアンでは需要の伸びが鈍化し、販売は伸び悩みました。米国では、一部の欧米系メーカーにおいて販売の低迷がみられました。
このような事業環境のもと、当社グループの当中間連結会計期間の業績は、自動車外装事業の減少が主因となり、売上高は前年同期比で減収となりました。また、品種構成の影響により、営業利益および経常利益も前年同期比で減益となりました。一方で、保有資産の売却益を特別利益として計上したことから、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比で増益となりました。
26中期経営計画の推進
当社は、既存事業であるパワートレイン分野と、新たな成長分野であるフロンティア分野の「両輪経営」を基本方針とした26中期経営計画を着実に推進しております。
パワートレイン分野では、エンジン搭載車の拡大が見込まれる市場において、生産能力の増強を図るとともに、グローバルな生産体制の合理化を目的として、高効率生産ラインの導入を計画的に進めています。
フロンティア分野では、EV化の進展に伴い拡大が見込まれる軽量化ニーズに対応するため、アルミ事業の拡大を目的として、アルミダイキャスト技術を保有する企業の出資持分を当社連結子会社により取得することといたしました。さらに、東京都が実施する「大企業等の保有資産を活用したオープンイノベーション促進事業(TokyoCross Lab)」において、参加大企業5社の一社として採択されており、今後、次世代モビリティや先端産業分野におけるスタートアップ企業との協業が期待されています。
また、投資家の皆様に当社株式をより一層保有・売買していただきやすい環境を整えるため、株式分割を実施するとともに、低採算資産の圧縮や自己株式の取得などを通じて、資本効率の向上および株主還元の充実に努めました。今後も、収益力の強化と資本効率の一層の向上を図りつつ、株主・投資家の皆様との対話・コミュニケーション活動にも引き続き注力してまいります。
株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。