調達マネジメント
TPRグループ 調達方針
わたくしたちは、サプライチェーンの取引先の皆様や、価値創造を図る事業者と、連携・共存共栄を進めることで、公正公平で、相互信頼関係に基づくパートナーシップを構築する調達活動に取り組みます。
調達基本方針
(1)取引先の皆様と、相互信頼関係に基づく調達活動を実施します。
(2)法令・社会規範等を遵守し、高いビジネス倫理観を持って調達活動に取り組みます。
(3)取引先の皆様と共に企業の社会的責任を果たしサステナブルな調達活動に取り組みます。
(4)取引先(候補を含み)に対して公正公平な取引の機会を提供します。
振興基準の遵守(下請中小企業振興法に基づく「振興基準」)
① 価格決定
不合理な原価低減要請を行いません。契約時には、契約条件の書面等による明示・交付を行います。
② 型管理などのコスト負担
不要な型の廃棄を促進するとともに、生産打ち切り後の型の無償保管要請を行いません。
③ 手形などの支払い条件
取引代金は、可能な限り全額現金で支払います。また、支払いサイトは60日以内とします。
④ 知的財産・ノウハウ
取引上の立場を利用したノウハウの開示や知的財産権の無償譲渡などは求めません。
⑤ 働き方改革に伴うしわ寄せ
取引先も働き方改革に対応できるよう、短納期発注や急な仕様変更を行わないよう努めます。
取引先の選定
下記、A.~D.及びTPR調達ガイドラインに、ご賛同、実行頂ける取引先を選定し調達取引を実施します。
A. オープンでフェアーな取引
調達活動における相互信頼関係を基に、サプライチェーン全体での望ましい取引慣行を構築する。
B. 法令・社会規範の遵守
事業活動に関わる各国・地域の法令・社会規範を遵守する。
C. 環境への配慮
地域・地球環境に配慮した事業活動を推進する。
D. 人権・労働安全衛生への配慮
事業活動において、人権を尊重するとともに、安全で清潔な職場環境の実現に努めている。
TPRグループ 調達取引行動指針
TPRグループに於ける調達部門の業務遂行者は、以下の項目に留意して長期的な維持、向上に努める。
(1)全ての取引先の皆様に公平に対応し、公正な取引慣行を尊重し不当な不利益をもたらさない。
(2)取引先の皆様の意見に耳を傾け広い視野をもって開拓し、競争力のある、より良いものを最適に調達する。
(3)取引を通じて知り得た取引先の機密情報等は厳重に管理し、機密の保持に努める。
(4)調達取引に関して、取引先から個人的給付を受けてはならない。
(5)その他の行動指針については、TPRグループ調達ガイドラインに準拠する。
TPRグループ調達ガイドライン
私たちTPRグループは、持続可能な、ものづくりと社会の実現を目指し、取引先の皆様との相互信頼関係のもと、サプライチェーン全体での望ましい取引慣行を尊重し、パートナーシップ構築の妨げとなる取引慣行や商慣行の是正に積極的に取り組む。オープンでフェアーな調達取引を実現するために、製品用原材料、製品・部品、生産設備、金型・治工具及び梱包資材等の調達に関し、価格、品質、納期、技術改善・原価低減力、経営基盤、グリーン調達を踏まえた上で、取引先の皆様の、豊富な経験知識やノウハウの積極的な提案を歓迎し、競争力のある、より良いものを最適に調達する。
【1】法令・社会規範の遵守・腐敗防止
事業活動を行っている各国・地域の関連する法令・社会規範を遵守する。
◆ 関連する法令等(各国・地域の独禁法、商法、下請法、外為法、個人情報保護法、著作権法、労働法など)の遵守
◆ あらゆる利害関係者との贈収賄の禁止
◆ 反社会勢力との取引禁止
【2】人権・労働安全衛生への配慮
事業活動において、人権を尊重するとともに、安全で清潔な職場環境の実現に努めるよう以下を遵守する。
◆ 強制労働・非人道的な扱い(奴隷を含む)・人身売買・児童労働の禁止、人種・国籍・性別・宗教などによる差別の禁止、ハラスメントの排除
◆ 適正な賃金の支払い(適用される法規制の最低賃金を上回る賃金、生活に必要なものを賄うことができる水準の賃金(生活賃金)の支払い)
◆ 適正な労働時間の管理(適用される法規制を超えない労働時間・休日、また国際的な基準を考慮した労働時間・休日)
◆ 結社の自由及び団体交渉の尊重
◆ 安全で清潔な施設の提供(適切な作業環境及び設備保全、住環境等)
◆ 責任ある鉱物調達(人権・環境等の社会問題を引き起こす原因となるりうる原材料(例:紛争鉱物・コバルト・天然ゴム等)の使用による地域社会への影響を考慮した調達活動を行うこととし、懸念のある場合には、使用回避に向けた施策を行う。
【3】環境への配慮
環境への取り組みを、経営の重要な課題の一つとして位置づけ、環境に調和した製品づくりを推進する活動への積極的な取組みと以下を推進する。
◆ 環境マネジメントシステムの構築・維持(ISO14001:2015 準拠の環境マネジメントシステムの構築と外部認証取得の推進・更新)
◆ 環境基本方針の策定
◆ 環境負荷低減に向けた活動の推進(気候変動・カーボンニュートラル・水資源の管理への対応、循環経済への対応、生態系への配慮、環境リスクに対する管理体制の構築や従業員への教育)
◆ 化学物質管理の推進
◆ 近隣地域との共生(騒音・排水・廃棄物の削減、臭気低減技術の開発推進、リサイクル・再生材の利用推進等)
【4】健全な事業経営の継続と情報開示
お客様、取引先の皆様との継続的な取引のため、健全な事業経営に努める。また人権・労働安全衛生、環境、事業活動、財務状況や業績に関する情報、リスク情報(例えば大規模災害による被害、環境や社会への悪影響の発生、重大な法令違反などの発覚)などの開示を行う。
【5】優良な品質の確保
お客様に提供する製品の品質維持・向上を図るため、 ISO9001に準拠した品質保証体制の整備、必要な外部認証取得への協力と法令・規制等及び以下を遵守する。
◆ 各国・地域の安全基準の遵守
◆ お客様の求める仕様・品質を満足する資材・役務の継続的な提供
◆ 重要な品質特性、特に法令や基準への適合を保証する文書・記録や検査データの適切な管理と保管
【6】情報セキュリティ及び 知的財産の保護
機密情報や個人情報の漏洩を防止し、情報セキュリティの強化を図る。
◆ サイバー攻撃に対する防御
サイバー攻撃などからの脅威に対する防御策の策定と自社及び他社に被害が生じない管理体制の構築
◆ 個人情報の保護
調達先、顧客、消費者、従業員など全ての個人情報に関連する法規制の遵守及び適切な管理・保護
◆ 知的財産・機密情報の漏洩防止
自社のみならず、顧客や第三者から受領した知的財産・機密情報の適切な管理・保護
【7】安定供給体制の構築と不測の災害等発生時の供給継続
お客様に対する製品の継続的な供給に応じるため、確実な納期の確保と、安定的かつ柔軟な資材・役務の供給体制を構築するよう努める。また、不測の事態(天災、疫病、火災、暴動、テロ、戦争、内乱等)発生時に、お客様とTPRグループと取引先の皆様、また皆様の調達先を含めたサプライチェーン情報を共有しながら供給継続に向けて協力していくとともに、平時のリスクマネジメント活動を推進する。
サプライヤーの皆様へ
TPRは、製品用原材料、製品・部品、生産設備、金型等の調達に関し、価格、原価低減、品質、納期、供給、技術、経営基盤、グリーン調達を踏まえた上で、サプライヤーの皆様の豊富な専門知識やノウハウの積極的なご提案を歓迎します。