ナノポーラス材料
ナノポーラス材料とは、微細な細孔を無数に有する多孔質材料のことです。
「金属溶湯デアロイング法」を用いたナノポーラス材料を東北大学との共同研究で開発しています。
金属溶湯デアロイング法とは、多成分系の合金から特定の元素を金属溶湯へ溶出することで、目的のポーラス材料を作製します。製造方法由来の特徴として、材料の表面から内部まで細孔が連続的につながった「オープンポーラス構造」を有しています。
CとMnの合金をBi溶湯へ浸漬することによって、MnをBi溶湯中へ溶出させてCの多孔質構造を形成します。
ナノポーラスカーボン
特徴
大比表面積、高結晶性、高導電性、低吸湿性
諸元 | 仕様および諸元値 | |
---|---|---|
大比表面積 | 高結晶性 | |
比表面積 (m2/g) |
400 | 100 |
粒子径, D50 (μm) |
20 | |
結晶子サイズ(nm) | 3 | 8 |
- 細孔径および粒子径はご要望に合わせて制御が可能です。
- 掲載されたデータは参考値であり保証値ではありません。
【応用検討例】
フィルター
触媒担体
マイクロセンサー
徐放材料
吸着材