PROFILE
学生時代は有機化学について研究する傍ら、水泳部に所属し充実した日々を送る。就活では化学メーカーに絞らず、多様な分野の方が集まる環境を求めていた。研究室の教授の紹介でTPRを知り、新分野の製品開発に意欲的で、多様な人材を求めていることに惹かれて入社。
カーボンナノチューブの
利点を活かした商品化を目指す
カーボンナノチューブの利点を活かした商品化を目指す
皆さんは「カーボンナノチューブ」(以下略:CNT)についてご存知でしょうか?
炭素だけで構成された筒状の材料で、その直径は数ナノメートルという微細な物質です。金属よりもはるかに軽く、電気や熱を銅やアルミニウム以上に伝えることができるため、金属代替としてクルマに適用すれば燃費の向上につながります。
また、リチウムイオン電池にはカーボンブラックと呼ばれるCNTとは異なる形状の炭素材が用いられていますが、CNTに置き換えていく事で、電池の出力向上や容量アップにも大きく貢献できます。
私は現在、このCNTの研究開発に携わっています。なかなか実用化が難しい材料ですが、私が所属している先行開発部では「顧客のニーズの一歩先を目指そう」と意気込む各分野のスペシャリストが集まっているため、そうした周りの姿が日々の励みになっています。
いずれはTPRの「顔」として、
一翼を担う存在へ
いずれはTPRの「顔」として、一翼を担う存在へ
私が先行開発部に配属された当初は、CNTについては未だイメージの構築にとどまり、お客様に評価をお願いするような段階ではありませんでした。
しかし、3年ほど経ち、CNTに興味を抱いたお客様と頻繁にやりとりをするようになったのです。
さらに、サンプルをお渡しするだけでなく、試作レベルのものを5Kg、10Kgとご購入いただき、売上を計上できるまでになりました。自分たちの研究開発が、TPRの柱になっていく。この売上はその第一歩なんだと感じ、嬉しくなりました。
今後は自動車業界に限らず、可能性がある分野でCNTの応用開発を進め、TPRブランドとして製品化を果たしたいと思っています。ゆくゆくは、パワートレイン製品と並ぶTPRの「顔」へと成長させていきたいですね。
MESSAGE
TPRは新事業開発に対する意欲が非常に高く、会社全体で協力しながら取り組む雰囲気に満ちています。アイデア出しから商品化まで全てに関わることができるので、ものづくりに興味のある方、世に出る製品をゼロイチで作ってみたい方なら楽しく仕事に取り組めると思います。
1日のスケジュール
- 8:25
- 出社・朝礼
- 9:00
- 設備点検・メンテナンス
- 10:00
- 実験
- 12:00
- 昼休憩 お弁当を持参
- 12:45
- 打ち合わせ(社内・社外)
- 15:00
- 報告書まとめ・プレゼン用資料作成
- 17:00
- 技術調査(論文・特許検索)
- 18:30
- 退社 ※残業時間は月20時間程度
オフの過ごし方
私が勤務する山形県寒河江市周辺には自然が多く、身体を動かすことが好きなのでウォーキングやサイクリングで森林浴に出かけています。桜やツツジが有名な寒河江公園は市内の高台にあり、展望も最高で私のお気に入りスポットです!