PROFILE
学生時代は流体力学を専攻し、風洞を用いた実験に打ち込む。周囲には自動車業界を志望する友人や先輩が多く、さらに「部品メーカーのほうが、モノづくりをより深く楽しめる」という教授からのアドバイスがきっかけで、TPRと出会う。エンジンの中でもコアな部分を手掛けていることや、さまざまな自動車メーカーと関われるところに魅力を感じて入社。
想定外の結果も、
必ず自分の糧になる
想定外の結果も、必ず自分の糧になる
私は技術開発部に所属し、主にTPRが製造しているピストンリングの性能を向上させるための研究・開発を行っています。
具体的には、CADソフトや解析ソフトを活用したシミュレーションです。ピストンリング周りのエンジンオイルがどのように流れるのか。流れ方によってオイルの消費量がどう変化するのか。流体関連のシミュレーションは入社後に初めて取り組みましたが、学生時代に流体力学を学んでいたので取り掛かりやすかったですね。
もちろん、全てのシミュレーションが想定通りに進むとは限りません。想像していたものとは異なる結果が出た場合は、なぜそうなったのか、問題解決のフェーズに入ります。ただ、そうした問題点へのアプローチはシミュレーションを行う上での経験値向上につながるので、私は常にポジティブに向き合うよう心がけています。
自ら動き、新しいチャンスを
切り拓きたい
自ら動き、新しいチャンスを切り拓きたい
1年ほど前、ピストンリングの新たな形として、オイルが流れる空間をスリム化するシミュレーションに取り組んでいました。実際にテストをしてみると想定以上の良好な数字が得られたため、PRを兼ねて論文発表を行ったところ、多くの反響をいただくことができました。
私は普段から取引先へ伺い、新技術や製品をアピールすることが多々あるのですが、その場で取引先の方から「使ってみたい」「こういう製品を待っていた」と前向きな反応をいただくと、嬉しくなりますね。
最近では自分が開発に関わった製品が特許を取得し、自分たちの開発が公に認められたのだと、誇らしい気持ちになりました。これからも、自分から積極的に行動し、新しいお取引や実績につなげていきたいです。そのためにもスキルアップに励み、流体力学関連の資格を取得することが、直近の目標です。
MESSAGE
就職活動では、面接官とのコミュニケーションが大切です。一つの質問から会話が弾むこともあるので、相手が続きを聞きたくなるような会話を心がけると良いと思います。TPRはクルマやバイク好きの方はもちろん、クルマ以外の新商品開発にも力を入れているので、樹脂や化学系を学んでいる方も活躍できますよ!
1日のスケジュール
- 8:00
- 出社・メールチェック
- 10:00
- CADで作図・モデリング
- 12:45
- 昼休憩 社員食堂で同僚と昼食
- 13:30
- シミュレーションの準備
- 15:00
- シミュレーションの実施・結果整理
- 17:00
- 退社
※残業は月10時間程度
オフの過ごし方
ギターを弾くのが趣味で、つい最近も新しい相棒を1本購入しました。寮のある長野県岡谷市からは特急やバスを使えば都内にアクセスしやすいので、ときには大学時代の友人と都内の楽器屋めぐりをしたり、ライブを楽しんだりしています。